これは、輪郭と表面の模様などが1枚の画像で見られたら分かりやすいということに他ならない。
例えば、11月29日に掲載したミネノユキハツ(仮)の胞子写真。
輪郭と表面の2枚の写真で、どんな胞子なのか表現している。
胞子の線画を描く場合、合成写真を見ながら描くのと
顕微鏡を覗き深度を変えながら 現場で線画を描くのでは違いがあるであろうか?
例えば下の写真は、スイスの菌類図鑑に描かれている胞子図。
一般に使われている光学顕微鏡では、下の線画のようには見えない。
深度の違う何枚かの写真を、輪郭と表面の模様を1枚にすることが出来れば
胞子の線画も描きやすいのではないだろうか。
過去の写真の中から合成写真に使えそうなのがあった。
CombineZMを起動し、3枚の画像で、Do Stackをクリックすると
ん!?、一体これはどういうことであろうか↓
合成前の元画像の容量が大きいのではないだろうか?と、容量を縮小して再度挑戦。
今度はOKのようだ。
3枚の写真を合成することには成功。だけど、この画像をじっくり見ると、やはり失敗だ。
線画に利用するためには詳細な部分が鮮明ではない。部分的にもう少し鮮明な画像にするには、僅かな被写界深度の差でピントの違う画像が何枚も必要なんだと思う。
来年は、翼状隆起のあるオキナクサハツで試してみたい。
(このCombineZM、実は昨年の5月以前にも使用したことがある。
上の合成に失敗している画像を見て思い出した。
試してみて、これじゃとても使えないと印象に残らず、昨年5月に使用したとき、合成写真に成功して初めて使ったような気がしていたのだ。)
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