2012年3月31日土曜日

どっち? その3

このきのこの和名、
日本のキノコ・・・ノボリリュウタケ属ノボリリュウタケ
日本新菌類図鑑・・・ノボリリュウ科ノボリリュウタケ属ノボリリュウ
日本産菌類集覧・・・ノボリリュウ科ノボリリュウ属ノボリリュウ

ノボリリュウとノボリリュウタケ、タケが付くんだろうか付かないんだろうか・・・?

2012年3月30日金曜日

Buchwaldoboletus

かつて、カラマツの根元で何度か見かけたことのあるきのこ

これまで、学名はPulveroboletus lignicolaで、キイロイグチ属に所属するきのこだった。日本からは未報告の種。
Index Fungorumでその学名を検索すると 、現在はBuchwaldoboletus lignicola (Kallenb.) Pilátとなっていて所属が変っている。Buchwaldoboletusとは何属だろうと調べてみると
BuchwaldoboletusのType speciesはBuchwaldoboletus lignicolaになっている。
http://en.wikipedia.org/wiki/Buchwaldoboletus
つまりは
日本から未報告なので、Buchwaldoboletusの属名(和名)がまだ無いといったところか・・・

愛媛フォーレでオオキイロイグチ(青木仮称)Buchwaldoboletus sphaerocephalusが採集されたことがある。そのときにオオキイロイグチは時々散見されているのに、これだけ目立つきのこがまだ未報告と言う話を聞いた。そのきのこと同じ属にしては大きさやカサ表面の感じが随分と違い、「同属なんだ・・・へぇ~」と言う感じ。

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4月1日 追加記載
このキノコはかさ表面が柔らかなフェルト状で触ると指紋の痕まで付き、印象のあるキノコです。
そんなんで、フワフワイグチと勝手に自分で名前をつけ、標本を取っていました。
その標本から、胞子を見てみました。

追加画像
(青変性の程度)

2012年3月21日水曜日

どっち?その2

ヒメカバイロタケは「日本のきのこ」改訂版で、ガマノホタケ科になっている。Index Fungorumではクヌギタケ科になっている。
ガマノホタケ科かクヌギタケ科(ラッシタケ科)、どっちだろう?

2012年3月20日火曜日

どっち?


頭が痛くなってきた・・・。
オシロイシメジの学名を調べていて
「日本のきのこ」改訂版では、オシロイシメジの学名はClitocybe connata (Schumach.) Gilletとなっている。以前、Clitocybe はカヤタケ属だったけれど、今はハイイロシメジ属。
よく参考にしている日本産きのこ目録は、この「日本きのこ」改訂版の学名を採用している。
カヤタケの所属するカヤタケ属はInfundibulicybeになり
「へぇ~変ったんだ」と思ったりして
 Index Fungorumで Clitocybe connataをサーチすると
現在の学名はLyophyllum connatum (Schumach.) Singerとなっている。
日本産菌類集覧を見ると、オシロイシメジは
Lyophyllum connatum (Schumach.:Fr.) Singer, Schwiz.Z.Pilzk.となっている。

Lyophyllumは、シメジ科シメジ属。
Clitocybeは、キシメジ科ハイイロシメジ属。

ん?ん?ん?
オシロイシメジはどっちの科に所属しているの?
まだまだ変動期ということなのかなぁ~。