2014年5月23日金曜日

無題

今日は砂川へ行ってきた。
下は砂川市から見える暑寒別連峰。
砂川あたりも遅咲きの桜が満開。
 この八重桜は『かんざん』という名のサクラでとても華やか。

目的は広葉樹林の倒木、オオシトネタケ探しであった。
林内には栗の木の伐採木があちこちにある。
伐採木を見て回ったけれど残念ながらきのこらしいきのこは何一つ見つけることは出来なかった。帰って我が家近くの防風林へ行ってみることにした。

防風林にも倒木は結構あって、見つけたのはヌメリスギタケ、アミヒラタケ、ウラベニガサ、それと下のナヨタケ属のきのこ。
柄は白飛びしてしまった。
 調べてみると、どうやらアシナガイタチタケのようだ。

帰宅すると、函館のU家さんから電話。今年はもう出会えないと思っていたオオシトネタケを送ってくださるとのこと。楽しみ、楽しみ。


2014年5月19日月曜日

たぶん Mycena galopus

18日のアカエゾマツ球果から発生していたきのこをチョイと調べてみた。

胞子はアミロイド
傘表皮を見てみると、並列で表皮の菌糸には何やら突起が見えている。

フロキシンで染め、組織をばらしてみた。
やっぱMycenaだね・・・。
シスチジアは縁も側も同型

柄の組織は見ていないけれどシスチジアの形状から
Mycena galopusかその近縁じゃないかと思う。
 M.galopusはトウヒ属だけではなくマツ属やブナ科やカバノキ科など樹種を選ばないようだ。

小さなきのこ

昨日、北海道キノコの会の定例観察会で支笏湖に行ってきた。

湖畔はかなりの強風で湖面は海を思わせるような波が立っていた。
いっときの春の暖かさが嘘のように寒さを感じる朝だった。ところが少し離れた林内は風を殆ど感じず、まるで湖から遠く離れた場所へ来たような感じだった。
支笏湖あたりでは2日前に雨が降ったものの、 雪が解けてから雨らしい雨は降らず乾燥していたという。傘と柄のあるキノコは期待できないだろうと林内の沢伝いに入ると小さなきのこが目に入った。ホウライタケ属だろうかと根元をフォークで掘り起こすと埋もれたアカエゾマツの球果に付着して発生していた。傘径は5mmくらい。
 ヒダは淡いサーモンピンク色。
この他にもいくつか見つかり、いずれもアカエゾマツの球果に付着して発生していたので、たぶんマツカサキノコと同じ習性なんだろう。下の写真の子実体の傘は1cm、ホウライタケ属と思ったけれどクヌギタケ属かもしれない・・・。

 それにしても、写真で傘を見ていると、白っぽい砂粒・・・色んなところに付着していて、これって黄砂だよねぇ。いつも春先って黄砂が降るんだよねぇ・・・ジャマ!。

 このきのこ、種名までたどり着けるだろうか。



2014年5月15日木曜日

久しぶりのブログ更新

北海道はすっかり春
ソメイヨシノやエゾヤマザクラは既に散って葉桜、今は遅咲きの桜が咲いている。
今朝は羊蹄山麓に出かけてきた。
羊蹄山麓でも桜は終わりといった感じで、いつもの年より数日早い。
この季節毎度足を踏み入れるアカエゾマツ林へ行き
恒例のDiscina leucoxanthaを見てきた。
このきのこ、もしかしたらD.leucoxanthaじゃないかもしれない。
スイスの菌類図鑑をみて 、てっきりD.leucoxanthaだと思ってきたけれど・・・。

帰り道は、いつもと違う道路を選んだ。
時期はもう少し後になるかもと思いつつ、これまで見かけたことのないオオシトネタケなるものを何とか見つけたいと思ってのこと。きっとミズナラの倒木とかかな・・・とすれば、やっぱ岩見沢か砂川あたりか・・・と思いを巡らしていると少し開けた場所が目に入った。桜がまだ咲いていて、もしかしたら今年まだ見ていないアミガサタケがあるかもと車を止め、降りてみた。
 アミガサタケはなかったけれど、思いがけずカタクリの群落に出会った。
このあたりは豪雪地帯なので、たぶん雪解け間もないのかもしれない。カタクリはエンゴサクに混じって 咲いているのをよく見かけるけど、こうしてカタクリだけ群落を作っているのは始めて見た。
たまには道を変えてみるもんだね。

いよいよ、きのこ活動始動かな。
4月にバジルとフルーツトマトの種をポットに撒き芽出しをした。
カッコウが鳴いたら、猫の額ほどの畑に移植しようと、畑作り。
これまで、きのこシーズン中は休みというと出掛けてばかりいたものだから、いつの間にやらスギナやドクダミの根がはびこっている。
今年こそは、きのこもやりたいけど、家庭菜園もちゃんとやりたいな・・・。