かつてキヒラタケはヒラタケ科に属していた。
現在はPterulaという科に所属している。
「日本のきのこ」改訂版で、キヒラタケの所属するPterula科はフサタケ科としている。
ところが 423ページでサガリハリタケの所属するPterula科はカンザシタケ科になっている。
おなじ Pterulaceaeで、科の和名呼称がなぜ違うのだろう。
たぶん、科の基準種を調べればおのずとPterulaceaeの呼称がハッキリすると思い
Pterulaを調べてみた。
http://en.wikipedia.org/wiki/Pterula
Pterulaceaeの基準種はPterula plumosaとなっている。
カンザシタケの学名は Pterula fusispora Yasuda
フサタケの学名は Pterula subulata Fr.
どちらもPterulaceaeの基準種ではない。
カンザシタケ科もフサタケ科も旧来によるもの?と
日本産きのこ目録を見てみると(新旧が分かる)、フサタケ科はシロソウメンタケ科フサタケ属でサガリハリタケは コウヤクタケ科サガリハリタケ属。
日本新菌類図鑑Ⅱを見てみるとフサタケ属はPterula。
そのフサタケ属が 昇格してフサタケ科というのなら、分かるような気もするのだけど、カンザシタケ科はどこから出てきたのだろう?(フサタケにはカンザシモドキという別名があるらしい)
著者が分担したにしても同じ本(「日本のきのこ」)で、ひとつの科に二つの呼称を使うのは、どう考えてもヘン。
それとも
キヒラタケの所属するPterulaceaeとサガリハリタケの所属するPterulaceaeは別モンなのだろうか?
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