2012年7月27日金曜日

夏きのこまでもう少し

そろそろヤマドリタケが出ている頃じゃないか・・・
しかし、此のところずっとカラカラお天気が続き、出ていないかも・・・
イヤ、夜間との気温差で朝露とかがあるし・・・出ているかも・・・
昨日そんなことを思い、羊蹄山麓まで出かけてきた。

ベニタケの仲間(なんという種かはわからない )があちこちにかなり 出ていた。

下はニシキタケ
それと、ホウライタケの仲間やオオホウライタケも結構出ていた。


しかし、歩けど歩けどヤマドリタケは見つからない。
あわよくばドクヤマドリなんかも見つけられたら良いのにと思っていたのが
イグチ類で見つけたのはコショウイグチ2個、イロガワリ2個のみ。
汗はポタポタ流れるし、蚊はブンブン。
夏きのこは、8月に入ってからかなぁ・・・
でも、このままで帰るのもなぁ・・・

仕方ないので、花でも撮って帰ろうと思った。

オオマツヨイグサ
これまで、本名はオオマツヨイグサと知っていたけれど、別名ツキミソウだと思っていた。
しかし、本を見てみると、本当のツキミソウは白色。ツキミソウはオオマツヨイグサの別名ではなく誤って覚えていたようだ。

キツリフネ

下は野生ラン
エゾスズラン

クモキリソウ

下は?
下は、ホタルブクロとクガイソウ

これもホタルブクロ?と一瞬思ったけれど、ジギタリスの白色花。
下は色違い

サラサラと弱い風が吹く中で、花たちは揺れるので、ジット動かないきのこの方が撮りやすいように思った。しかし、きのこはいついつなら発生しているという確約がないのと、必ずしも被写体に向く容姿をしているとは限らない。綺麗な被写体を見つけるという点では、やはりきのこの方が難しいのかもしれない。


2012年7月5日木曜日

PSP

今日は、amazonに注文していた画像処理ソフト「PaintShop Pro X4」が届いた。
さっき、開梱しインストールを済ませた。

これまで使っていたのはPaint Shop Pro8 (以下PSP)
PSP8は使いやすく、私にはとても重宝だった。
メインPCがWindows7になり、これまでと同じようにPSP8も使えると思っていた。
ところが、画像を「プログラムから開く」でPSP8を選択しても、関連性がないとかで開くことができない。PSP8を起動させツールからファイルを開き画像を編集することはできても、画像のトリミングをすると5割の割合で起動していたPSP8がデスクトップ画面上から突如消えてしまう。
どうにも使い勝手が悪く、仕方ないのでOLIMPUS Master2(カメラに付属していたCD) を取り敢えずここ2ヶ月位使っていた。これはサイズ縮小・トリミング・色調整だけなら便利。でも、細かなところには手が届かずで私にとっての使い勝手は、やはり良くない。

以前の評判ではあるけれど、PSPが最も使いやすかったのは Ver.7か8で、それ以降は使い勝手が悪いとの声が多かった。なのでPSP X4を買おうか、しばらく迷っていた。
しかし、どうにもこうにも使い勝手が悪いままでいるのも良くないし・・・
そんなんで思い切って注文をした。

X4を開いてみて、なんか機能が増えているみたいだけど・・・
う~ん、、、これまでよく使っていたツールの場所を確認し
あとは慣れだよねぇ・・・と自分に言い聞かせた。

PSP8のように重宝に使えるだろうか?


2012年7月3日火曜日

ブスブスモクモク


きのこに対し、「食べられるか否か」に関心の高い方には、学名がどう変わろうとあまり興味のないことかもしれない。
 なんでこんなに学名のことにこだわるのかと言うと、会のHP開設準備中で掲載するきのこ画像の学名を調べているわけで、学名に特別もの凄く興味があるというわけではない。調べざるを得なくて調べているといったほうが妥当・・・勉強にはなるけど・・・。
 勉強になるとはいえ今日もまた、ブスブスと燻っている。

いやモクモクモクと燻っている- ;・・・


スギタケの学名を調べていて
どれが本当の学名なのか、、、わからない。
日本のきのこ増補改訂版・・・Pholiota squarrosa (Weigel : Fr.) P. Kumm.
日本産菌類集覧・・・Pholiota squarrosa (O.F.Mull.: Fr.) P. Kumm.
日本産きのこ目録(幸徳氏作成)・・・Pholiota squarrosa (Batsch) P. Kumm.
日本新菌類図鑑・・・Pholiota squarrosa (Mull.: Fr.) P. Kumm.
IndexFungorum・・・Pholiota squarrosa (Vahl) P. Kumm.? or Pholiota squarrosa f. squarrosa (Weigel) P. Kumm.?
MycoBank・・・?
たとえば、どれかがどの学名のシノニムだよと出ているなら、Current Nameへと辿り着けそうなものなんだけど・・・辿り着けない。
実はスギタケには何種かあって、誰それの言うところのPsquarrosaはそれぞれに違うということだろうか?

それと
かつてH先生が『「Index Fungorum」は絶対正しいというわけじゃない、間違いが時々あるので注意をするように』と仰っていたことがあって、これはもしかしたらMycoBankにも言えることじゃないかなぁとフツフツ思っている。
 というのは、センボンクヌギタケの学名を調べていると
Mycena laevigata (Lasch) GilletMycoBankの見解(MycoBank's opinion)で、Agaricus laevigatus Laschのシノニムということらしい。
えっ、チョッチョット待ってよ、Agaricusってハラタケ属だよ!
センボンクヌギタケがヒダの黒くなるハラタケ属と同属???
絶対的におかしくない?
調べた学名が間違っている?
それとも私の頭に柔軟性がないということ?

ついでに私に柔軟性がないといえば他にもある。
ヒナノヒガサRickenella fibula (Bull.) Raithelh.Rickenellaceae。ヒナノヒガサといえば、かつてはキシメジ科ヒナノヒガサ属に所属していた。
現在このRickenellaceaeHymenochaetales、ヒナノヒガサ科でタバコウロコタケ目に所属している。

タバコウロコタケ目ってあのカバノアナタケとかヤケコゲタケとか固いきのこが所属している。芝生に生える傘とヒダと柄をもつあの小さな可憐なきのこがタバコウロコタケ目?と、私は目が点(・・)状態。

でも、きっと 一番のブスブスモクモクは
カラカラお天気が続き、きのこが全然出ていないことかなぁ。
本来6月の北海道といえばカラッとした良い気候なのだけど
昨年まで3~4年続いて梅雨前線が北上し北海道も結構な雨量があった。
(北海道にも、平年は蝦夷梅雨というのがあります)
6月はMycenaがいっぱい・・・のはずだった。
今年はアオミノアシナガタケやウスベニフチタケと思われるきのこの写真を撮りたいと思っていたのが、6月に何度か足を運び、そして今日も近間に行ったけれど結局はきのこらしいきのこを見ることができなかった。

2012年7月2日月曜日

シイタケ

日本人にとっては、お馴染みのシイタケ。
日本のきのこ改訂増補版で、シイタケはツキヨタケ科Omphalotaceaeになっている。
たぶん、このきのこも科は違うんだろうなぁと思いながら、MycoBankを見てみると、やはり違っていた。

MycoBankではMarasmiaceae.
IndexFungorumでも Marasmiaceae.
研究者の概念によって分類がなされ、日本のきのこ改訂増補版の分類形態が間違っているとは言えないし、その後の研究によって変わってしまうことはよくあることなのだと思う。

新分類が台頭していなかった頃、シイタケがオオホウライタケやハナオチバタケと同じ科だなんて(一般のアマチュアは)誰も思いもしなかったと思う。
Marasmiaceae・・・(-ω-)フーンという感じ。

2012年7月1日日曜日

ササクレヒトヨタケ

下の写真のきのこはササクレヒトヨタケ。
学名は Coprinus comatus (O.F. Müll.) Gray
旧分類では、ヒトヨタケ科に属し、その後新分類ではハラタケ科に所属していた。

調べてみると
MycoBankでは、 Coprinaceaeとなっている。
 Coprinusのタイプ種は?とWikipedia を見てみると
http://en.wikipedia.org/wiki/Coprinus
  タイプ種はCoprinus comatus (O.F. Müll.) Gray。
Coprinaceaeはササクレヒトヨタケ科ということになる。


科の移動や学名変更は、今のところ変動期で致方ないとしても、ある程度落ち着くまでにはどのくらいかかるのだろう・・・
あっちに移されたりこっちに移されたり、きのこたちも苦笑いしているかも・・・