見た目で判らないきのこといえば、ベニタケ科の赤いきのこ。
(判る人には、それほど苦もなく判るのだろうけど)
下のキノコを見かけた時、ああ・・・幼菌時はクリーム色で成長するにつれ赤みが増してくるんだ・・・と、その特徴で判るかもしれないと一応写真を撮ってみた。
写真を見直していて、
チギレハツタケではないかなぁ、と思いネット検索するが、どうもピンとこない。
Russulaはやっぱ難しいや・・・、でも、この属も特徴を覚えていったら面白いきのこかもしれないとチラチラ気になっている。
赤いRussulaは難しいので、では赤くないモノなら少しは判るだろうか・・・
いやいや、色の変異と幅がかなりあるようで、やはり難しい。
撮っていた写真はあれもこれもお蔵直行という感じ。
ノートにお蔵入りきのこ欄を作り、今回お蔵入りとなったRussulaを掲載した。
http://nivalis.jp/kibun/note/russula/russula_sp.html
たぶん、Russulaはこれからもお蔵入りが多いんだろうなぁ。
2013年2月2日土曜日
2013年1月19日土曜日
縁取り
キタカタチャシミツエタケには、ヒダの縁取りが無いとされている。
前に掲載したことのあるT6には縁取りがあるように見え、T6はキタカタチャシミツエタケではないのだろう・・・と片付けていた。
ヒダの縁取りがないということは、縁シスチジアが無色ということだと思う。では上の写真の縁シスチジアは色があるのだろうかと、もう一度見直してみた。ところが乾燥標本から作った切片の縁シスチジア(及び側シスチジア)は、もろい性質なのか形を現存していなかった(かけらだけではなく何枚か作った切片からも見つけられなかった)。
キタカタチャシミツエタケの胞子は微細な細点状。
微細な細点のある胞子と判断して良いのかもしれない。
〈追記1/21>
輪郭の線を単純に見ると、胞子の表面は粗面のように見える。
しかし画像を原寸大で見ると、輪郭の線のすぐ外側に薄いガラス質のような膜があるのが見える。
別画像を見ると、深度の違う胞子があり、その表面は細点状となっている。
キタカタチャシミツエタケではないのか、と思いつつも結論はやはり出せそうにない。
前に掲載したことのあるT6には縁取りがあるように見え、T6はキタカタチャシミツエタケではないのだろう・・・と片付けていた。
ヒダの縁取りがないということは、縁シスチジアが無色ということだと思う。では上の写真の縁シスチジアは色があるのだろうかと、もう一度見直してみた。ところが乾燥標本から作った切片の縁シスチジア(及び側シスチジア)は、もろい性質なのか形を現存していなかった(かけらだけではなく何枚か作った切片からも見つけられなかった)。
下の写真は12月初め頃にヒダ縁のかけらを撮っていた
縁シスチジアは、フロキシンに染まっているけど、茶褐色の色合いではない。キタカタチャシミツエタケの本文に、『ヒダ縁は不稔で、茶色に着色された不定形物が埋まりKOHで膨張しない』と書かれている。これって、まさしく上の写真の状態を指しているのではないか・・・この茶色に着色された不定形物で縁取りがあるように見えるのは縁取りと言わないのだろうか? キタカタチャシミツエタケの胞子は微細な細点状。
倍率を変え、撮影。
〈追記1/21>
輪郭の線を単純に見ると、胞子の表面は粗面のように見える。
しかし画像を原寸大で見ると、輪郭の線のすぐ外側に薄いガラス質のような膜があるのが見える。
別画像を見ると、深度の違う胞子があり、その表面は細点状となっている。
キタカタチャシミツエタケではないのか、と思いつつも結論はやはり出せそうにない。
2013年1月15日火曜日
ten pin-shapedって?
なんたって横文字は苦手、それでも部位の単語なら何とかなるかなぁ・・・で、ツエタケ属の検索表を書き写した。
http://nivalis.jp/kibun/note/key.html
その中で、「ten pin-shaped」って、どんな形なんだろう。
ピン形だと思うのだけど、そもそもピンってどんな形?・・・と理解できず(ーー;。
理解出来ない語句はそのまま挿入した。
http://nivalis.jp/kibun/note/key.html
その中で、「ten pin-shaped」って、どんな形なんだろう。
ピン形だと思うのだけど、そもそもピンってどんな形?・・・と理解できず(ーー;。
理解出来ない語句はそのまま挿入した。
2013年1月8日火曜日
ParaXerula
ツエタケ属は OudemansiellaからXerula、そして近年Hymenopellisに変わっている。
Hymenopellisを設立したR.H. Petersenさんの分類(ツエタケ属)が主流になるのだろうか。
だとすれば
ParaXerulaという属も新設され、エゾノビーロードツエタケはParaxerulaに所属しているので
今後はエゾノビロードツエタケの学名もXerula hongoiからParaxerula hongoiに変わるのだろう。
数年前(2006年)、日本から新種発表されたOudemansiella phodophyllaはHymenopellis 0rientalisとして扱われている。
そういやOudemansiellaは、今は何属に使われているんだろう?
Hymenopellisを設立したR.H. Petersenさんの分類(ツエタケ属)が主流になるのだろうか。
だとすれば
ParaXerulaという属も新設され、エゾノビーロードツエタケはParaxerulaに所属しているので
今後はエゾノビロードツエタケの学名もXerula hongoiからParaxerula hongoiに変わるのだろう。
数年前(2006年)、日本から新種発表されたOudemansiella phodophyllaはHymenopellis 0rientalisとして扱われている。
そういやOudemansiellaは、今は何属に使われているんだろう?
2013年1月7日月曜日
モノグラフが届いた。
注文していたThe Xerula/Oudemansiella Complex (Agaricales)は、昨日不在だったため受け取れず、先ほど受け取った。中身をパラパラ見ると、やはり素晴らしい・・・のひとこと。
入手して良かったと即座に思える、あるいはその思いに増して今後はさらに良かったと深く実感できるだろうと思わされ、決して高いものではない(逆に安い)と思わされた。
まず第一に開いたのが、ツエタケ(Hymenopellis radicata).
そもそも日本新菌類図鑑では 、胞子と担子器の記載があっても各シスチジアの記載がなく、そのツエタケの各シスチジアがどんな形状をしているのか、日本の文献類では見つけることが出来なかった。日本からツエタケの和名を与えているH. radicataが本当に見つかっていたのか?という疑問は払拭できない(別種ではないのかという疑問)。
そんなんだったので、初めて見る H. radicataのシスチジアの形状に、「そっか、こんな形をしていたんだ・・・」。つまりは H. radicataを見つけてみたいという思いも湧いてきた。
そのモノグラフにはいったい何種掲載されているのか、まだわからないけれど
側シスチジアの形状が一致しないとしていた種についても、 もしかしたら見つけられるかもしれない、そんな希望が見えてきた。
今年のきのこシーズンは、ツエタケ類を見つけるのが「楽しみ」。
入手して良かったと即座に思える、あるいはその思いに増して今後はさらに良かったと深く実感できるだろうと思わされ、決して高いものではない(逆に安い)と思わされた。
まず第一に開いたのが、ツエタケ(Hymenopellis radicata).
そもそも日本新菌類図鑑では 、胞子と担子器の記載があっても各シスチジアの記載がなく、そのツエタケの各シスチジアがどんな形状をしているのか、日本の文献類では見つけることが出来なかった。日本からツエタケの和名を与えているH. radicataが本当に見つかっていたのか?という疑問は払拭できない(別種ではないのかという疑問)。
そんなんだったので、初めて見る H. radicataのシスチジアの形状に、「そっか、こんな形をしていたんだ・・・」。つまりは H. radicataを見つけてみたいという思いも湧いてきた。
そのモノグラフにはいったい何種掲載されているのか、まだわからないけれど
側シスチジアの形状が一致しないとしていた種についても、 もしかしたら見つけられるかもしれない、そんな希望が見えてきた。
今年のきのこシーズンは、ツエタケ類を見つけるのが「楽しみ」。
2013年1月4日金曜日
チト高いなぁ
Mycoscienceの2008年2月号を見ると、Ronald H. Petersenさんの「Scanning electoron microscope images of basidiospres of Xerula」が掲載されている。
その中でいくつかの種が節に分けられ日本から未報告の種もあり
2006年の「東アジア温帯産ビロードツエタケ属」と合わせて、わかる分だけを表にしてみた。今後はこの表に種の特徴も記載していけたらと思っている。
水色のセルは日本からは未報告種。ツエタケ属はHymenopellisなので、学名はXerulaからHymenopellisに変えている。
一番下は、 Xerula macracanthaで、indexfungorumで検索してみると
Marasmiaceaeとある。
MycoBankではOudemansiella macracanthaがCurrent name。
たぶん Ronald H. Petersen; Karen W. Hughes著 『The Xerula/Oudemansiella Complex (Agaricales)』を見ることができれば、Dactylosporina についても詳細にわかるんだろうな・・・。
図書館で見つけることができればと検索してみたけれど、見つけられなかった。
http://www.schweizerbart.de/publications/detail/isbn/9783443510596/The_Xerula_Oudemansiella_Complex_Agaricales#
現在の価格は179ユーロなので、1ユーロ114円の換算で20,406円(税抜き)
紀伊国屋BookWebで見てみると送料手数料税込で23,568円。
625ページに及ぶ専門書なので安いといえば安いのかもしれないけど・・・私にはチト高いなぁ。
と、悩んでいる。
(追記・・・佐野書店に問い合わせると、在庫が1冊あるとのこと
今年もツエタケを調べるなら、この本は必携だよね~と、注文をした。)
その中でいくつかの種が節に分けられ日本から未報告の種もあり
2006年の「東アジア温帯産ビロードツエタケ属」と合わせて、わかる分だけを表にしてみた。今後はこの表に種の特徴も記載していけたらと思っている。
水色のセルは日本からは未報告種。ツエタケ属はHymenopellisなので、学名はXerulaからHymenopellisに変えている。
一番下は、 Xerula macracanthaで、indexfungorumで検索してみると
Marasmiaceaeとある。
MycoBankではOudemansiella macracanthaがCurrent name。
たぶん Ronald H. Petersen; Karen W. Hughes著 『The Xerula/Oudemansiella Complex (Agaricales)』を見ることができれば、Dactylosporina についても詳細にわかるんだろうな・・・。
図書館で見つけることができればと検索してみたけれど、見つけられなかった。
http://www.schweizerbart.de/publications/detail/isbn/9783443510596/The_Xerula_Oudemansiella_Complex_Agaricales#
現在の価格は179ユーロなので、1ユーロ114円の換算で20,406円(税抜き)
紀伊国屋BookWebで見てみると送料手数料税込で23,568円。
625ページに及ぶ専門書なので安いといえば安いのかもしれないけど・・・私にはチト高いなぁ。
と、悩んでいる。
(追記・・・佐野書店に問い合わせると、在庫が1冊あるとのこと
今年もツエタケを調べるなら、この本は必携だよね~と、注文をした。)
2013年1月3日木曜日
新年始めの反省メモ
新年明けましておめでとうございます。
今年も皆様にはお世話になるかと思いますが
どうぞよろしくお願い申し上げます。
----------------------------------
昨年は線画の練習も兼ねてツエタケを少し調べてみた。
いつも見かけているツエタケとは違うことが気になり採集したのがT1だった。
T1は傘に網目(シワ)模様が顕著。発生していたその近くにやはり網目(シワ)模様が顕著なツエタケがあり、その時はT1と同種と 思い込み同じ袋に入れていた。
そのT1の側シスチジアをもう少し描き入れようと標本袋の中からやや小ぶりの子実体を出し切片を作ってみると、担子器は2胞子性、側シスチジアの形状も以前見たものとは違い・・・コンタミしてしまったと愕然。
何本も採取していたわけではなく、担子器を調べるとすぐにどれが違う種なのか判別は付いたけれど、似ているからと同種と思い込んでいたことが実は違っていた、そのことにちょっとショックだった。安易な思い込みと観察力のなさの何物でもない。
数メートルも離れて発生していたのだから、本当に同種か疑うべきであった。
そんなわけで、今年はコンタミしないように
同じ場所の発生以外はたとえ似ていても別袋に入れる、そのことを心がけたいと思う。
今年も皆様にはお世話になるかと思いますが
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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昨年は線画の練習も兼ねてツエタケを少し調べてみた。
いつも見かけているツエタケとは違うことが気になり採集したのがT1だった。
T1は傘に網目(シワ)模様が顕著。発生していたその近くにやはり網目(シワ)模様が顕著なツエタケがあり、その時はT1と同種と 思い込み同じ袋に入れていた。
そのT1の側シスチジアをもう少し描き入れようと標本袋の中からやや小ぶりの子実体を出し切片を作ってみると、担子器は2胞子性、側シスチジアの形状も以前見たものとは違い・・・コンタミしてしまったと愕然。
何本も採取していたわけではなく、担子器を調べるとすぐにどれが違う種なのか判別は付いたけれど、似ているからと同種と思い込んでいたことが実は違っていた、そのことにちょっとショックだった。安易な思い込みと観察力のなさの何物でもない。
数メートルも離れて発生していたのだから、本当に同種か疑うべきであった。
そんなわけで、今年はコンタミしないように
同じ場所の発生以外はたとえ似ていても別袋に入れる、そのことを心がけたいと思う。
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