下の写真は、10月16日砂川市で見つけたツエタケ。
切り株から出ていて、根は材の中に入り込んでいたため、根の先は確認できていない。
採取し、冷蔵庫に入れたまま3日経ってから、冷蔵庫から出し撮ったのが下の写真。ツエタケって古くなると、ヒダの色も変わるんだったけ?・・・と思いつつ、そのまま紙袋に入れ乾燥させた。
何日か前、日本産きのこ目録でツエタケを検索するとその中にベニヒダツエタケ(仮称)があり、記載先の北陸のきのこ図鑑を見てみると、ヒダは淡紅色。そんなツエタケがあるんだなぁ、と思っていた。そういえばあのきのこ(上の写真のツエタケ)もピンク色だったと、もしかしたら?と思い、きょうはT6の標本を引っ張り出してきた。
検鏡してみると、縁シスチジアの形状が違うので、ベニヒダツエタケ(仮)ではなかった。
担子器が、組織からなかなか離れずことのほか時間がかかってしまい、柄シスチジアまで検鏡できなかった。柄シスチジアが検鏡できたら、あらためて全体を1枚の線画にしようと思う。
ところで、検鏡していてシスチジアの形状が何となく縁と側も似たり寄ったりで、こんなのもあるんだ・・・と思い、調べてみるとどうもキタカタチャシミツエタケに類似しているような・・・。
でも、キタカタチャシミツエタケは、傘表面が穴の開いたようなシワが放射状に著しくあるのと、ヒダには縁取りがなく、たぶんココア色のシミができてくる(?)ようで、乾燥してからでは該当するのかどうなのかよくわからない。上の写真を見るとヒダには何となく縁取りがあるように見えるし・・・やっぱ違うか・・・、生の時にちゃんと観察していなかったもんなぁ・・・と反省。
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