先日、某MLで増補改訂版「日本のきのこ」初版第1刷の正誤表が下記URLで見られることのお知らせがあった。
http://www.yamakei.co.jp/products/detail.php?id=090440
その中で、
「P120
ブナノモリツエタケ
●学名 (誤)Hymenopellis orientaris →(正)Hymenopellis orientalis」
に目が留まった。
スペルミスに目が留まったのではなく、その属名。
これまで Hymenopellisという属名を知らなかった(日本のきのこをよく見ていなかった)。
長沢先生の「東アジア温帯産ビロードツエタケ属」(2006)で、ブナノモリツエタケはXerula orientalisになっていた。多分その後、Xerula(ビロードツエタケ属)からHymenopellis(ツエタケ属)が新設されHymenopellisに移行したのだろう。
個人的にビロード状のエゾノビロードツエタケとビロード状ではないものとが同じ属?と思っていたのでXerulaからHymenopellisに移行したとすれば何の違和感もない。しかし、それは肉眼的所見の話で、分子解析の結果でこのツエタケはあっち、あのツエタケはこっちとかに所属別になっていたらチョット面倒だなぁ・・・そんなことをフッと思った。
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