我が家の近くには防風林があって、10月も中旬になると背丈以上に伸びた下草が枯れ、随分と歩きやすくなるはずが、まだ下草ぼうぼうで一部しか入ることが出来ない。早い年だと10月17日に初雪の降った年もあったけれど、今年の初雪はいつになるだろう。1ヶ月前の9月中旬は30度の真夏日が何日かあり、その後一気に涼しく(寒く)なり秋突入。もしかしたら冬も一気にやってくるのかもしれない。防風林に足を踏み入れるとアカチシオタケがあちこちに出ていて草ぼうぼうとは言えいよいよ晩秋きのこ突入を感じた。
防風林に入っていくと、今年はやたらとアミヒラタケが目に付き、かつて良い状態のものがなかなか見つけられなかったのが嘘のよう。
写真の木はハルニレ。
ヨーロッパでアミヒラタケはニレ科の木を枯らす重要病害菌として扱われているらしい。写真のアミヒラタケの下にも子実体は発生していて、こちらは30cmを超す大きさ。
アミヒラタケのとり憑かれた木を見上げると樹勢は弱く、たぶん来年は枯れてしまいそう。枯れてもなおとり憑かれ ているハルニレもあった。
町内の公園に行くと柳の木にとり憑くアミヒラタケがあった。
こちらは高い場所にあって、下からしか撮ることができなかった。
これも30cmを超す大きさ。いくつか子実体が発生していたので、この柳の木も枯れてしまうのだろう。私はやっとアミヒラタケの写真を撮ることができたと内心嬉しいのだけど、今年の発生はちょっと異常のようにも思える。
ナラタケがこれほど発生している年はないくらいにいたるところで爆発している。
ナラタケ採り好きの人は、嬉しい悲鳴を上げているかもしれない。
私も嬉しいことがあった。私には出会えないと思っていたきのこに出会えた。
見かけている人には珍しいキノコでも何でもないのかもしれない。図鑑でこのきのこを見たとき私には出会えないと、なぜか思ってしまっていた。なぜ、出会えないと思っていたのだろう・・・?
こんばんわ。
返信削除最後のアカヒダカラカサタケですよね~?
今年、自分も見つけました。
見つけた時は、何回も見ているような気がして
真剣に写真を撮らなかったのですが、家に帰って来てからなんて言う名前だったかなと知れべていたら全く分からなくて、もしかして初めて
失敗した。
ふと幼菌の会の図鑑を見たら載っていました。
きのこって不思議ですよね。
レオピーさん、コメントありがとうございます。
返信削除>最後のアカヒダカラカサタケですよね~?
そうです。6枚目の写真はアカヒダカラカサタケです。
何だろうと引っこ抜いていから、ヒダを見て「あっ、失敗」と思いました。
でも、その数日後、別な防風林でも見つけ、今年は2度も見ることが出来ました。
写真はその時その時撮らなければ駄目ってことありますよね。
昨日エゾノビロードツエタケが十数本発生している場所を見つけ、カメラを持ってきていなかったので、明日撮りにこようと写真を撮りませんでした。それで今日行ってみると、なんと干からびた状態になっていて、失敗と思いました。
写真撮りをしていると、色んな失敗がありますね。