きのこのサイトを出していると
きのこに詳しいように思われているらしいのだけど
全くの初心者の人よりは幾分知っているきのこが多いかナ?程度で、実は全然詳しくない。
その一つに、キララタケなるオーソドックスなきのこが、よくわかっていない。
昨日、近くの防風林で キララタケ属だろう・・・までは分かるきのこに出会った。
傘の白い雲母鱗片を検鏡してみると、どうもキララタケではないらしいことが分かった。
どうもコキララタケらしい。コキララタケには近くにオレンジ色のオゾニウム(菌糸マット)があるはずで、採取時肉眼では近くにそれらしい菌糸マットは なかった。しかし写真をよくよく見ると、これがそうかなぁ?と思われるものが基部近くにある。
で、下の写真はおそらくキララタケ。
鱗片はコキララタケに見られる数珠つなぎのウィンナーソーセージに似た形状の菌糸が見当たらず、たぶんこちらはキララタケで良いのだと思う。
昨日、胞子やシスチジアの写真を明日撮ろうと思い、そのまま机の上に置きっ放しにしておいた。今日帰宅して見てみると、なっなっ・・・なんと両方とも溶けてしまっていた。そりゃインクスカップってことはわかっていたけど、こんなにも早く溶けちゃうなんて・・・(ーー;)。そのうち、また採集にでかけなくっちゃ・・・。
それにしても、鱗片が消失していなければ(上の写真の同定が間違っていなければ)、肉眼的にコキララタケの雲母鱗片は 大きく、キララタケの雲母鱗片は砂粒状だということがわかった。
追記メモ
キララタケモドキ Coprinellus truncorum はキララタケCoprinellus micaceusとよく似ているようだ。
次回、柄シスチジアを確認すること。
0 件のコメント:
コメントを投稿