2012年7月2日月曜日

シイタケ

日本人にとっては、お馴染みのシイタケ。
日本のきのこ改訂増補版で、シイタケはツキヨタケ科Omphalotaceaeになっている。
たぶん、このきのこも科は違うんだろうなぁと思いながら、MycoBankを見てみると、やはり違っていた。

MycoBankではMarasmiaceae.
IndexFungorumでも Marasmiaceae.
研究者の概念によって分類がなされ、日本のきのこ改訂増補版の分類形態が間違っているとは言えないし、その後の研究によって変わってしまうことはよくあることなのだと思う。

新分類が台頭していなかった頃、シイタケがオオホウライタケやハナオチバタケと同じ科だなんて(一般のアマチュアは)誰も思いもしなかったと思う。
Marasmiaceae・・・(-ω-)フーンという感じ。

2012年7月1日日曜日

ササクレヒトヨタケ

下の写真のきのこはササクレヒトヨタケ。
学名は Coprinus comatus (O.F. Müll.) Gray
旧分類では、ヒトヨタケ科に属し、その後新分類ではハラタケ科に所属していた。

調べてみると
MycoBankでは、 Coprinaceaeとなっている。
 Coprinusのタイプ種は?とWikipedia を見てみると
http://en.wikipedia.org/wiki/Coprinus
  タイプ種はCoprinus comatus (O.F. Müll.) Gray。
Coprinaceaeはササクレヒトヨタケ科ということになる。


科の移動や学名変更は、今のところ変動期で致方ないとしても、ある程度落ち着くまでにはどのくらいかかるのだろう・・・
あっちに移されたりこっちに移されたり、きのこたちも苦笑いしているかも・・・

2012年6月9日土曜日

コゲチャワタカラカサタケ

下の写真はコゲチャワタカラカサタケ(だと思う)。
 で、下の写真はワタカラカサタケ(だと思う)。

日本産菌類集覧で学名を見てみると
ワタカラカサタケの学名はLepiota magnispora Murrill となっている。
(日本のきのこ増補改訂版でもL. magnispora)
日本新菌類図鑑ではワタカラカサタケは Lepiota clypeolaria (Bull.:Fr.) Kummer
コゲチャワタカラカサタケの学名はL. clypeolaria f. umbrinosquamosa Hongoと記載されている。
そのL. clypeolariaと L. clypeolaria f. umbrinosquamosa Hongo(=L. ventriosospora D.A. Reid)はLepiota magnisporaとなっていて、コゲチャワタカラカサタケとワタカラカサタケは同種ということ?らしい。

ホントに同種なのかなぁ、とMycoBankを見てみると
どうやら別種らしい。
IndexFungorumでも、別種になっている。
つまりは
 Lepiota magnispora Murrill≠Lepiota clypeolaria (Bull.:Fr.) Kummer
コゲチャワタカラカサタケ→Lepiota magnispora Murrill 
ワタカラカサタケ→ Lepiota clypeolaria (Bull.:Fr.) Kummer
ということか?

何だか頭がこんがらがっているので、ちょいメモとして記して置くことにした。

2012年6月7日木曜日

アシブトニガイグチ

2004年のことだから、写真を撮ってからもう8年になる。
下の写真は
ニガイグチモドキだろうか、それとも別種?と、ずっと分からず仕舞いだった。
それがひょんなキッカケで、アシブトニガイグチを検索して
http://blog.goo.ne.jp/1596yassan/e/6b60051c35d556167ab5e827182af602
の記事を見てみると
あれっ?、このきのこ・・・
そっかぁ・・・アシブトニガイグチだったんだ。
アシブトニガイグチは何かの折、その名前を知っていたけれど
ニガイグチモドキの柄の太いヤツかなぁと勝手に想像していて
実際は全く知らなかった。

図鑑にも掲載されたことがなく,(知っている人は知っている?)
一部の人以外に知られざるキノコだった。

そっかぁ、そっかぁ、と一人スッキリした気分(^‐^)。
アシブトニガイグチではありません!
ごめんなさいm(_ _)m.

2012年5月23日水曜日

翻弄されている

アクイロヌメリタケの学名を調べていて
当然のようにヌメリガサ科(Hygrophoraceae)だろうと、MycoBankを一応見てみた。
グレーの部分を見て、んんんっ?
Tricholomataceae?
これ、間違ってるんじゃないのかなぁ・・・とワカクサタケの学名を入れてみると
 やっぱりTricholomataceaeになっている。
Index Fungorumやwikipediaを見てみるとHygrocybeやHygrophorus はHygrophoraceae。

どうもMycoBankが間違っているんじゃないか・・・という気もするし
でも最新はTricholomataceaeに変わってしまったのかもしれないし
正式なのはどこを見れば良いんだろう?
やっぱ Tricholomataceaeなのかなぁ・・・。

2012年5月11日金曜日

キッコウスギタケ覚書き その2

kさんから、ニセキッコウスギタケの写真を送って頂き、キッコウスギタケとニセキッコウスギタケの違いを教えていただいた。写真はキッコウスギタケとして良さそうで、すっきりした。Kさん ありがとうございます。

ところで学名のほうはといえば、wikipediaでは Hemipholiota→Hemistrophariaになっていて科は未確定。しかし、WEB上で検索すると色々な情報が交錯し、「今はどれ?」状態。Hemistrophariaも果たして、そうなったのだろうか。。。と分からない。
 先日、日本菌学会からニュースレターに掲載できなかったと会員に「微生物データベースの将来に関するフォーラム」の案内が来ていた。
 http://www.tamagawa.ac.jp/sisetu/gakujutu/alsrc/forum/microbial_db_forum.htm
その中に 2)昨年改訂された国際植物命名規約(新しい名称は国際藻類・菌類・植物命名規約)によれば、2013年1月1日から、オランダのMycoBankが、新種記載される菌類の名称を登録する公的サイトになり、とある。
学名を検索すると、MycoBankは 上位でヒットする。
たぶん新種記載の登録だけでなく、これまでの登録種についても現在の時点で正式なものが掲載されていると考えて良いのではないだろうか.
その MycoBankでキッコウスギタケの学名を検索するとHemipholiota populnea (Pers.) Bonとなっていて所属はこれまでと同じモエギタケ科になっている。
 今後、学名と所属検索は MycoBankが主体になるのだろう。

2012年5月9日水曜日

キッコウスギタケ覚書き

下の写真は、キッコウスギタケなのかニセキッコウスギタケなのか、よく分からない。
日本新菌類図鑑をみるとキッコウスギタケの記載と合致している。

このキッコウスギタケ、学名を調べてみるとチトややこしい。
これまではモエギタケ科スギタケ属におかれ、 学名はPholiota destruens (Brond.) Gillet だった。
これをIndex Fungorumで見てみるとHemipholiota populnea (Pers.) Bonとなっていて、
所属はフウセンタケ科におかれている。

 Hemipholiota とは何属だろう?とtypeを検索してみると
http://en.wikipedia.org/wiki/Hemistropharia
 Hemistropharia albocrenulataになっていて
 Hemipholiotaから更に Hemistrophariaと変ったようだ。
  掲載されている写真を見ると
「あれ? これって」・・・そう、 シブイロスギタケが属の基準種らしい。
つまりは  Hemipholiota→Hemistropharia はシブイロスギタケ属ということになる。
科は unknownになっていて、どの科に置かれるか未確定のようで
Index Fungorumに書かれているフウセンタケ科 と断定するには
もう少し、フウセンタケ科とする文献などの根拠を見つける必要があるのかもしれない。