2012年11月1日木曜日

Pholiota sp

腐朽倒木(または埋もれた材 )に群生しているきのこがあった(10月29日 留寿都村)。
キナメでもチャナメでもシロナメでもないよなぁ~と、写真のきのこを採取してきた。
 吸水性があり、乾くと傘表面や傘肉は黄色味を帯びてくる。
胞子は水封で見ると淡い褐色、KOHでマウントすると蜜黄色。発芽孔は不明瞭。
側シスチジアは多数見られ、コットンブルーで内容物はよく染まる。
傘表皮の菌糸はキナメツムタケに類似

シスチジアの形状は厚膜シスチジアで、殆どが長首紡錘形。先端部分が他の○○ナメツムタケとは違うように思われる。
縁シスチジア

側シスチジア
そうそう、傘表皮はKOH(3%)を滴下すると即座に赤褐色に変色。
匂いは、最初無臭または特徴のある匂いはしない。時間が経過しやや古くなると木の腐った臭いというのかやや不快な匂いがある。味は温和。
キナメツムタケやシロナメツムタケがひとつの節を構成しているなら、その節に所属するのではないか・・・と思うのだけど、よく分からない。


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