2012年9月23日日曜日

Amanita miculifera

時折見かけながら、ずっとわからないままでいたきのこが
ヒョンなことで「そうだったのか~」と知ることがある。
Amanita miculiferaも、そのひとつ。
時々拝見しているきのこのねどこに下のページを見つけた。
http://nedoko.sakura.ne.jp/kinoko/kinokotachi/miculifera.htm
そっか~、これがA.miculiferaだったんだ・・・と知った瞬間だった。
そして、そのままA.miculiferaには和名がないと思い込んでいた。

ホームページに和名なしと掲載したところ
S.K.さんから、日本産菌類集覧に「ハイイロテングタケ」の和名が載っていることを教えていただいた。(S.K.さんありがとうございます)
 せっかくのお宝(日本産菌類集覧・日本産きのこ目録)を持ちながら活用出来ていなかった。日本産きのこ目録でも学名検索をすれば「ハイイロテングタケ」の和名を即座に知ることが出来たはずで、今後は和名が本当にないのか日本産きのこ目録2013でチェックしなくちゃと思った。

そんなわけで、ホームページに掲載した「 A.miculifera和名なし」はハイイロテングタケに訂正した。


2012年9月19日水曜日

サカズキホウライタケ属?

下は、先日(13日)長万部町へ行った時に見つけたきのこ
スギの球果や葉柄から発生している。
その時は、サカズキホウライタケの仲間かな?と採取した。
家に帰ってきてから日本新菌類図鑑を見ると、サカズキホウライタケは照葉樹林内の枯れ木上とあり、図鑑の絵図を見ると、サカズキホウライタケとはどうも様子が違い、他に掲載されているサカズキホウライタケ属の種がない。
 基物はスギとハッキリしているので、すぐに分かると思っていた。 索引を見ていて目にとまったのが、スギノハヒメホウライタケ(Marasmius cryptomeriae Imai)という種。
スギノハヒメホウライタケってどんなきのこなんだろうと、 日本菌類誌(二巻五号)を見ても種名のみで記載が載っていない。手持ちの北海道大学紀要には掲載されておらず、どんなきのこなのか知る術がない。
 たぶん、サカズキホウライタケ属かヒダサカズキタケ属だとは思うのだけど、全く無知なので○○だからサカズキホウライタケ属、△△だからヒダサカズキタケ属とそこの勉強から始めなくちゃならない。きっと、属の特定まで持って行くぞ・・・とは思ってはいても、やはりきのこは奥が深いし、難しい代物だとつくづく思う・・・。


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追記
Kさんから 下記のURLから
「植物学雑誌  vol.55: 450.1941」が見られることを教えていただいた。
(Kさん、ありがとうございます)
 https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jplantres1887/55/658/_contents/-char/ja/

学名のすぐ下の記載は、群生 傘径1-2mm 平滑(?) 凸型 白 ヒダは上生・・・らしい。
ここまで見ると、スギノハヒメホウライタケとは、全然違うようだ。
下から6・7行目の記載は・・・なんだ?
よく似た菌で、その菌とはここが違うという記載になっていることがあって、その記載かな?と思いきや、なんだかわからない(ーー;)。
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 サカズキホウライタケ属とヒダサカズキタケ属の属の定義(両属の違い)について
日本新菌類図鑑の解説では、全くわからない。
「シンガーによるハラタケ目の分類体系 」(高橋春樹訳)を今読んでいるところ・・・
私にちゃんと解るだろうか・・・。



2012年9月4日火曜日

スギタケの学名

以前(7月3日)、スギタケの学名がわからないことをブログに下記のように書き記していた。
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どれが本当の学名なのか、、、わからない。
日本のきのこ増補改訂版・・・Pholiota squarrosa (Weigel : Fr.) P. Kumm.
日本産菌類集覧・・・Pholiota squarrosa (O.F.Mull.: Fr.) P. Kumm.
日本産きのこ目録(幸徳氏作成)・・・Pholiota squarrosa (Batsch) P. Kumm.
日本新菌類図鑑・・・Pholiota squarrosa (Mull.: Fr.) P. Kumm.
IndexFungorum・・・Pholiota squarrosa (Vahl) P. Kumm.? or Pholiota squarrosa f. squarrosa (Weigel) P. Kumm.?
MycoBank・・・?
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と。
それに対し、N田先生から
日本で言うところの「スギタケ」が、果たしてPholiota squarrosaであるのか、まだ結論のついていないことを踏まえ、次のようにお教えいただいた。
(N田先生、ありがとうございます)

『○日本産菌類集覧・・・Pholiota squarrosa (O.F.Mull.:Fr.) P. Kumm.
および日本新菌類図鑑・・・Pholiota squarrosa (Mull.:Fr.) P. Kumm.
 元の学名は、Agaricus squarrosus O.F.Mull., Fl. Dan. tab.491 (1783)
 とされる(伊藤・日本菌類誌2(5))が、Mull.は、Agaricus squarrosusの
 著者ではなく、 Fl. Dan. tab.491 (1783)には別の学名がついている。

○IndexFungorum・・・Pholiota squarrosa (Vahl) P. Kumm.
 元の学名Agaricus squarrosus Vahl, , Fl. Dan. tab.1191 (1797)は、
 別の菌(Stropharia)。また後続同名。

○日本産きのこ目録(幸徳氏作成)…Pholiota squarrosa (Batsch) P. Kumm.
 元の学名のAgaricus squarrosus Batsch, Elench. fung., cont. prim. 
  (Halle): tab. 31 (1786)は、後続同名

○日本のきのこ増補改訂版…Pholiota squarrosa (Weigel:Fr.) P. Kumm.
 Agaricus squarrosusの学名はWeigel, Observ. Bot.: 40 (1771)が最初。
 ところで、この種には、それ以前に、Agaricus floccosus Schaeff.,
 Fung. Bavar. Palat. 1: tab. 61 (1762)がつけられているが、
  Fries(1821)がAgaricus squarrosusの異名として扱っているので、
  命名規約により、Agaricus squarrosus Weigelが認可される。
 
結論:Pholiota squarrosa (Weigel:Fr.) P. Kumm.が正しい』



「Mull.は、Agaricus squarrosusの 著者ではなく」
これについては、ガーンという感じ・・・。
つまり、最初に伊藤誠哉先生の間違いに気づかずに、そのまま今関・本郷先生が右倣えでその学名を使った・・・ということだよね。

一見、Agaricus squarrosus Batschは1786年で最も古いもののように思っていたけれど、でも実はWeigelさんの方が早かったということなんだ・・・と納得。

そんなわけで、ホームページに掲載していたスギタケの学名を訂正した。
 

2012年8月20日月曜日

雨の日

先日、S市に行ったときシャカシメジの幼菌が出ていた。
どなたかに採られていなければ、写真の撮り頃かも・・・と、今朝は出かけるつもりでいた。
しかし、朝目覚めると・・・というより雨音で目が覚めた。
ああ・・・ダメかと諦めた。

まだまだ会のHP関連の作業が残っているので、そちらをすることにした。
ハイイロシメジのページを作成していて、ん?
先日作成したページのシロノハイイロシメジの学名と同じ?
ハイイロシメジの学名はClitocybe nebularis (Batsch) P. Kumm.
シロノハイイロシメジの学名はClitocybe robusta Peck
Clitocybe robustaをMycobankで調べてみると
C. robustaはC. nebularisのシノニムとされている。
 つまり、ハイイロシメジとシロノハイイロシメジは同種とみなされたということなのか・・・。
ふぅ~ん・・・。
でも、気分はそのままClitocybe robustaにしておきたいんだけど、自分の好みじゃいけないよねぇ。

2012年7月27日金曜日

夏きのこまでもう少し

そろそろヤマドリタケが出ている頃じゃないか・・・
しかし、此のところずっとカラカラお天気が続き、出ていないかも・・・
イヤ、夜間との気温差で朝露とかがあるし・・・出ているかも・・・
昨日そんなことを思い、羊蹄山麓まで出かけてきた。

ベニタケの仲間(なんという種かはわからない )があちこちにかなり 出ていた。

下はニシキタケ
それと、ホウライタケの仲間やオオホウライタケも結構出ていた。


しかし、歩けど歩けどヤマドリタケは見つからない。
あわよくばドクヤマドリなんかも見つけられたら良いのにと思っていたのが
イグチ類で見つけたのはコショウイグチ2個、イロガワリ2個のみ。
汗はポタポタ流れるし、蚊はブンブン。
夏きのこは、8月に入ってからかなぁ・・・
でも、このままで帰るのもなぁ・・・

仕方ないので、花でも撮って帰ろうと思った。

オオマツヨイグサ
これまで、本名はオオマツヨイグサと知っていたけれど、別名ツキミソウだと思っていた。
しかし、本を見てみると、本当のツキミソウは白色。ツキミソウはオオマツヨイグサの別名ではなく誤って覚えていたようだ。

キツリフネ

下は野生ラン
エゾスズラン

クモキリソウ

下は?
下は、ホタルブクロとクガイソウ

これもホタルブクロ?と一瞬思ったけれど、ジギタリスの白色花。
下は色違い

サラサラと弱い風が吹く中で、花たちは揺れるので、ジット動かないきのこの方が撮りやすいように思った。しかし、きのこはいついつなら発生しているという確約がないのと、必ずしも被写体に向く容姿をしているとは限らない。綺麗な被写体を見つけるという点では、やはりきのこの方が難しいのかもしれない。


2012年7月5日木曜日

PSP

今日は、amazonに注文していた画像処理ソフト「PaintShop Pro X4」が届いた。
さっき、開梱しインストールを済ませた。

これまで使っていたのはPaint Shop Pro8 (以下PSP)
PSP8は使いやすく、私にはとても重宝だった。
メインPCがWindows7になり、これまでと同じようにPSP8も使えると思っていた。
ところが、画像を「プログラムから開く」でPSP8を選択しても、関連性がないとかで開くことができない。PSP8を起動させツールからファイルを開き画像を編集することはできても、画像のトリミングをすると5割の割合で起動していたPSP8がデスクトップ画面上から突如消えてしまう。
どうにも使い勝手が悪く、仕方ないのでOLIMPUS Master2(カメラに付属していたCD) を取り敢えずここ2ヶ月位使っていた。これはサイズ縮小・トリミング・色調整だけなら便利。でも、細かなところには手が届かずで私にとっての使い勝手は、やはり良くない。

以前の評判ではあるけれど、PSPが最も使いやすかったのは Ver.7か8で、それ以降は使い勝手が悪いとの声が多かった。なのでPSP X4を買おうか、しばらく迷っていた。
しかし、どうにもこうにも使い勝手が悪いままでいるのも良くないし・・・
そんなんで思い切って注文をした。

X4を開いてみて、なんか機能が増えているみたいだけど・・・
う~ん、、、これまでよく使っていたツールの場所を確認し
あとは慣れだよねぇ・・・と自分に言い聞かせた。

PSP8のように重宝に使えるだろうか?


2012年7月3日火曜日

ブスブスモクモク


きのこに対し、「食べられるか否か」に関心の高い方には、学名がどう変わろうとあまり興味のないことかもしれない。
 なんでこんなに学名のことにこだわるのかと言うと、会のHP開設準備中で掲載するきのこ画像の学名を調べているわけで、学名に特別もの凄く興味があるというわけではない。調べざるを得なくて調べているといったほうが妥当・・・勉強にはなるけど・・・。
 勉強になるとはいえ今日もまた、ブスブスと燻っている。

いやモクモクモクと燻っている- -;・・・


スギタケの学名を調べていて
どれが本当の学名なのか、、、わからない。
日本のきのこ増補改訂版・・・Pholiota squarrosa (Weigel : Fr.) P. Kumm.
日本産菌類集覧・・・Pholiota squarrosa (O.F.Mull.: Fr.) P. Kumm.
日本産きのこ目録(幸徳氏作成)・・・Pholiota squarrosa (Batsch) P. Kumm.
日本新菌類図鑑・・・Pholiota squarrosa (Mull.: Fr.) P. Kumm.
IndexFungorum・・・Pholiota squarrosa (Vahl) P. Kumm.? or Pholiota squarrosa f. squarrosa (Weigel) P. Kumm.?
MycoBank・・・?
たとえば、どれかがどの学名のシノニムだよと出ているなら、Current Nameへと辿り着けそうなものなんだけど・・・辿り着けない。
実はスギタケには何種かあって、誰それの言うところのP.squarrosaはそれぞれに違うということだろうか?

それと
かつてH先生が『「Index Fungorum」は絶対正しいというわけじゃない、間違いが時々あるので注意をするように』と仰っていたことがあって、これはもしかしたらMycoBankにも言えることじゃないかなぁとフツフツ思っている。
 というのは、センボンクヌギタケの学名を調べていると
Mycena laevigata (Lasch) GilletはMycoBankの見解(MycoBank's opinion)で、Agaricus laevigatus Laschのシノニムということらしい。
えっ、チョッチョット待ってよ、Agaricusってハラタケ属だよ!
センボンクヌギタケがヒダの黒くなるハラタケ属と同属???
絶対的におかしくない?
調べた学名が間違っている?
それとも私の頭に柔軟性がないということ?

ついでに私に柔軟性がないといえば他にもある。
ヒナノヒガサRickenella fibula (Bull.) Raithelh.はRickenellaceae。ヒナノヒガサといえば、かつてはキシメジ科ヒナノヒガサ属に所属していた。
現在このRickenellaceaeはHymenochaetales、ヒナノヒガサ科でタバコウロコタケ目に所属している。

タバコウロコタケ目ってあのカバノアナタケとかヤケコゲタケとか固いきのこが所属している。芝生に生える傘とヒダと柄をもつあの小さな可憐なきのこがタバコウロコタケ目?と、私は目が点(・・)状態。

でも、きっと 一番のブスブスモクモクは
カラカラお天気が続き、きのこが全然出ていないことかなぁ。
本来6月の北海道といえばカラッとした良い気候なのだけど
昨年まで3~4年、続いて梅雨前線が北上し北海道も結構な雨量があった。
(北海道にも、平年は蝦夷梅雨というのがあります)
6月はMycenaがいっぱい・・・のはずだった。
今年はアオミノアシナガタケやウスベニフチタケと思われるきのこの写真を撮りたいと思っていたのが、6月に何度か足を運び、そして今日も近間に行ったけれど結局はきのこらしいきのこを見ることができなかった。